こんにちは。
ヴァイオリンを初めて6ヶ月目、あっという間に半年が経った。
最近の課題は肘の高さが曖昧なこと。腕の折りたたみと混同した動きになっていてボウイングが斜めになっている。移弦も曖昧になり雑音が鳴っていて気になる。練習中は体を鏡に映して肘の高さを常に確認しながら練習。すぐマシになってきたので、本当に肘に意識がいっていなかったのだと愕然。身体に染み込ませるべく頑張ろう。
年末に顎当てとテールピースを交換して浮かれていたが、弦交換を出来なかったことが心残りとなっていた。
工房の方いわく、弦自体はさほど痛んでおらずまだまだ使えるとのこと。先生も同じ意見でしたが、それはあくまで「物理的寿命」の話であり、音色など音楽的な視点では3〜4ヶ月に1回交換すると良い、と勧められた。
演奏に大きな支障があったわけではないが、いつ弦交換がされたのか分からない(おそらく友人が買った時から替えてない)ことが気になっており、劣化はしているのだろうなぁ、交換したいなぁと思い始めていたところだったので、思い切って交換することにした。
工房へ行こうと思っていたが、先生が「弦交換くらいは自分でも出来るべき」とのことで、まずは挑戦してみることに!
工房での試奏や、諸先輩方の弦レビューを参考に自分の好みの方向性がなんとなく見えてきてこれだ!と思う弦がかなり絞られてきたのもあって、ついに購入へと踏み切った。いやいや、そんな大袈裟なものでもないか。笑
工房での試奏したのは
①エヴァ・ピラッツィ
②オブリガート
③オリーブ
今使っているのは ④ドミナント。
以下素人レビューが通りますよっと。
①は低音弦の倍音?の鳴りがすごかった。こんな音も一緒に響いちゃうの!?というような。よく言われるように派手・華やかというのはあまり感じずその点は個人的に好印象だったが、香り豊かすぎて、余計な音がする感じも否めない。
②は控えめでよろしい!が、思ったより、期待していたより、ずっと控えめ……。悪くはないけど、特に感想もなく。楽器の特性の問題か。
③今回はガット弦は見送りですが、せっかくなので試奏。「すっぴん美人」という感じ。飾り気がなく良き。
④は今使っていて次もこれにしよう!とはそもそも思ってなかった。ザリザリしてちょっと苦手。メジャーな弦で、迷ったらこれ!な弦であることは知っていますが……。
狙っていたのは②オブリガートだっただけに、試奏して迷いが出てしまった……何買えば良いんや……
結局、試奏はできていないけれど、もう1つの狙い目「ヴィオリーノ」をA,D,G線に、「ヒル」をE線に張ることに。どっちも試奏してないやん!という感じなんですが、自分の直感を信じて(笑)
誰にも邪魔されることなく黙々と作業に取り掛かりたかったので、深夜2時(笑)、初めての弦張り替え決行。
【参考にしたサイト(ありがとうございます!!)】
🎻バイオリンパレット/弦について
🎻バイオリン弦交換をしてみよう!/島村楽器ららぽーと磐田店
🎻バイオリン弦の張替・交換方法
🎻【弦楽器工房ブログ】ペグの角度調整
特に バイオリンパレット は初心者コラムも充実していて、以前から熟読している。非常にためになるし、ヴァイオリンライフがめちゃくちゃに楽しくなるサイト。
ありがたい上記サイトを参考にさせて頂きながら1時間弱で完了。
難しいということはなく、1工程ずつ丁寧にやれば自分でもできる!(嬉しい〜!!)が、ペグの向きが明らかに調弦しにくい向きに…
伸びもあるだろうから、一旦明日へ持ち越し。というか眠い。
翌日、ピアノを使ってチューニング。
ペグの向きを変更すべく、弦を再び調整。弦を交換するだけなら全然大丈夫だったのに、ここで苦闘するのか!ペグの穴から出す量を短くしたり長くしたり奮闘してなんとか全弦普段使いできる状態に。ペグの角度調整難しすぎ。
「ペグの角度を調整」といっても、ゴールはわかっても手順が分からない。こちらのサイト(【弦楽器工房ブログ】ペグの角度調整)は具体的に何mmでペグが何回転する、と参考数値を書いてくださっていて本当に助けられました!ありがとうございます。
いざ今日の練習。
結論から言いますと、ヴィオリーノにして良かった〜〜!
当たりの柔らかい音、低めのテンション、シンプルで艶のある余韻。人の声のよう。とっても好きな音。倍音がピタッとハマったとき気が遠くなるくらい綺麗……
新しい弦というのもあるのだろうけれど、直感が冴えたー!と自分を褒めてやりたいくらい素敵な弦だ。新しく弦を替えたときにどういう経過を辿るのかはまだ知らないけれど、まずはこれからを楽しみにしておく。
E線のヒルもすごく良い……。つやつやの余韻。細く鋭い音でなく、キンという感じが全くない。
現状では、次もこのセットでいきたいくらい。後は「シノクサ」も気になっているので使ってみたい。
今日はまだ弦が安定しておらず、練習途中に1回調弦を要した。

これらの作業を通して思ったことは……ピアノの調律もいつかできるようになりたいということ……
シンプルな構造のヴァイオリンとはえらい違いだろうが、自分で演奏する楽器は自分で整えて使いたい、面倒をみたい、という願望がある。音色の調整も自分で出来るし。いつか……いつか。