久しぶりのヴァイオリン関連投稿。
タイトルの通り、決してやめてしまったわけではない。
前回の投稿には「ヴァイオリンを初めて6ヶ月が経った」と書いてあった。
レッスン頻度も月3回〜月4回で、定期的に通うことができており、練習のペースも変わっていない。
ブログに久しぶりに現れたのはヴァイオリンに冷めたわけではない。ウッソーもう2年も経ったの?いつの間にか時が経っていた、という感じ。
淡々と進めているので、技術的に少しずつできることが増えてきているという手応えはある。
だが!「綺麗な音」が出ないのである。流石に「ギコギコ〜」って音は鳴りませんよ。鳴らないけれど、動画やCDで聴くヴァイオリンの音とはえらい違うのである。録音環境が違うにせよ。1年目の終わりころ、母親にヴァイオリン習ってるんだー、と動画を送った時は、「……よくわからんけど、音ってこれでいいん?」と言われた。素人目でもひどい音を出しているのは明らかである。
「ヴァイオリンはまともな音が出るまでが忍耐、長い」とは聞いていたので、なるほどという感じ。1年目〜1年半あたりは弾ける曲が増えていく、という単純な上達が分かりやすかったが、ここからはそうはいかない。曲のレベルもまだまだ低いとはいえある程度形を成すものも出てきて、綺麗でない音ではイマイチ格好がつかないし、先生も「あとは音色ねー!」と言うことも増えてきた。YouTubeに存在する先生方の「教本弾いてみた⭐︎」動画と比べて落ち込む日々である。自分の演奏の録音は苦行。
自分の音が「きょー」て感じだとしたら、上手い方は「ポー」やもんな。別の楽器やろ。
習っている方々のブログを色々読んだり、動画を見たりして思うのは、それなりに「綺麗な音」が出るのはちゃんと練習しても5・6年かかるのではないのか?ということ。
ピアノは普通に鍵盤を押せば、素人目に「汚い音」は出ない。音程もとらなくて良いので音痴になることはない。楽器本体の地力で初心者でもそれなりに綺麗な音は出るので、ヴァイオリンは難儀な楽器やねぇ……と思わざるを得ない。
それでも、時々出る自分の楽器からの「ポー」という音が、やる気を駆り立ててくれる。あの曲が弾きたい、この曲が弾けるようになりたい、綺麗な音を出したい、と思えることは、楽器をやる者にとって支えになる気持ちだ。
実は今年度に入ってから体調不良でしばらく練習できず、レッスンにも行けておらず、思わぬ足踏みを喰らってしまったが、ヴァイオリン3年目に入る今、やっと練習を再開できたところだ。しばらく楽器に触ってすらいなかったが、意外にも自分の状態が変わっていなかったので胸を撫で下ろした。基礎練のお陰だと信じたい。
現在の教本:ホーマン 3巻、新しいヴァイオリン教本 3巻
先行して少しやっていたけど、ついにポジション移動を習う!
前回は弦交換について書いたが、また今回も弦について喋るぞ。
色々な弦を試したいがゆえ、4ヶ月に1回ほどのペースで弦交換を行なっている。(良い状態の弦で練習するにはそれくらいが良いというしね!?許して財布。)前回は「ヴィオリーノに決まりだ!」と言っていたような気がするが、あれからは様々な弦に浮気していた。
A・D・G線には以下の3種を張ってみた。
①ラーセン ツィガーヌ
②ワーシャル(ワーチャル)アンバー
③ワーシャル(ワーチャル)ブリリアント
どれも良かったぞ。
以下素人の雑感。
①→綺麗。ただなんかもっさり、野太い感、ケバい感あり。
②→現在の弦。これ好き。2回目。ちょっとガサつくけど黄金の音色。雑味を含んだ金色という感じ。
③→名前の割には②を薄めた感じ。
E線は以下。
④ヒル
⑤ピラストロ ゴールド
⑥ヴィオリーノ
続・素人の雑感。
④→圧倒的美!裏返りもなく、使いやすい。スーと滲むような音が良かったのに、②との相性が今ひとつで、急にキャンキャン系(でもパワーはない)になってしまった。今は使ってない。
⑤→現在。良いぞ!プレーンだけど力強く、温かみもある。
⑥→大きな問題はないが、パワー不足。
当分②ワーシャルアンバー×⑤ゴールドかな……と思っていたのだが、自分のブログを読んでいてヴィオリーノの存在を忘れていたことに気がついた。浮気しすぎて忘れていた。
②×⑤、良い、良いのだが、自分のヴァイオリンにとって、ちょっと野生的すぎる気がしているこの頃。ヴァイオリン本体が別のになればもっとしっくりきそう。
ヴィオリーノ、めっちゃ使いやすかったよね……と元恋人を思い出して、愛おしくなっている。
次はヴィオリーノ×ゴールドで試すか。