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概要 |
1994-1995年にかけて作曲された。 星座に登場する動物たちがテーマになった子供のためのピアノ曲集。 作者前書き(“はじめに”)に『透き通ったクリスタルのような美しい音で』とあるように、他の曲では出逢えない圧倒的な透明感が魅力。控えめな挿絵が非常に可愛く、イメージを膨らませてくれる。 |
おすすめ |
♫うお ♫りゅう ♫はくちょう |
曲名 | 難易度 | YouTube |
曲説明・解説・コメント・練習のポイント など |
1.星のうた 1 | 入門2 | ♫ |
ペダルを最後まで踏みっぱなしにして、音の響き・混ざりに耳を澄ます曲。協・不協の間でぎりぎりに響き合っている、ぶつかりそうでぶつからない星どうしの輝きの音。“lontano ロンターノ”(遠くで、こだまするように)と指示があるように、手元に気を取られないで、ピアノのどこか上の方の空間に集まっている音を聴いて弾きましょう。この曲を演奏する年代ではペダルに足が届かないと思うが、大人が踏んであげるor補助ペダルを使って。ペダルの使用は必須の曲。 |
2.おひつじ | 入門2 | ♫ |
かんたんな伴奏を用いて、優しいメロディーが流れていく。伴奏のパターンが決まっており、ポジションの大きな移動もないため初心者にもおすすめの1曲。たまにの臨時記号が非常に効果的で、微かな陰りをもたらしていて良い。 |
3.うさぎ | 初級1 | ♫ |
シンプルで弾きやすく、初級者にもおすすめの1曲。ただし指遣いはしっかり考えること。 左右の手のメロディーラインを少し浮き上がらせて、6拍子がカタカタと刻まれないように、横の流れに気を払って演奏しよう。 あと曲の終わりに現れるうさぎちゃんの挿絵が可愛すぎて……胸をキュって掴まれる。最後の1音を弾き終えると可愛いうさぎ座が待っています。 |
4.やぎ | 初級2 | ♫ |
左手の和声の変化が美しい曲。 [9]〜 右手で演奏する2声が流れる星のよう。なんでもやぎ座流星群はゆっくり流れる流星が特徴だそう✳︎で、まさにその星の軌跡を表現したかのようなフレーズである。細かく挿入されているダイナミクスを使い、現れてはすうっと消えてしまう流れ星をイメージして演奏できると良いですね。 ✳︎参考:やぎ座(山羊座)|12星座図鑑 |
5.こうま | 初級1 | ♫ |
美しい曲です。いや、このコメントはここまでの全曲に言えてしまいますが(笑) この曲に限らず、アルペジオで進行していくタイプの曲は、1小節ごとに和音で弾いていくと流れを掴みやすい。基本的に拍頭にメロディーラインがあるのでよく聴くこと。 [17]〜 強く、というより広がりを感じたいf 。5度のがらんとした響きがたまらない箇所。気持ちよく。 |
6.星のうた 2 | 初級1 | ♫ |
「星のうた1」同様、ペダルを踏みっぱなしで演奏する曲。楽譜に記されている音だけに囚われず、残響に耳を澄まして弾きましょう。 |
7.こぎつね | 初級2 | ♫ |
都市部では肉眼で見えないような暗く目立たない星座。 小さくても、地味でも、遥か遠くで強烈に光を発しているからこそ、地球まで光が届いているのだ……という事実を思い出させてくれるように、派手さはないのだが調の揺らぎがとてもドラマチックな曲だ。p や mf の間を短いスパンで行き来したり、1オクターヴ以上下降してくるフレーズがあったりと、全体的に静かな構成ながら内に秘める情熱を感じられる。 [13]〜[18]:[14][16][18]の1拍目は1-5または2-5と指替えしたら弾きやすい。 |
8.おうし | ||
9.かに | ||
10.きりん | ||
11.星のうた 3 | ||
12.おおぐま こぐま | ||
13.うお | ||
14.りゅう | ||
15.こいぬ | ||
16.星のうた 4 | ||
17.いっかくじゅう | ||
18.ペガサス | ||
19.はくちょう | ||
20.ライオン | ||