H.ヴィラ=ロボス

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エイトール・ヴィラ=ロボス
Heitor Villa-Lobos
1887-1959 

ブラジルを代表する作曲家。音楽愛好家だった父の手ほどきを受けて、幼い頃から音楽に囲まれて育つ。
16歳のときに親元を離れ、楽団に加わって演奏技術を磨いた。20歳で国立音楽学校に入学するが、半年で学校をやめてブラジル各地へ音楽放浪の旅に出て様々な経験をする。28歳のときに書き溜めた作品を発表する機会を得るが、周囲から彼の音楽はほとんど理解されず受け入れられなかった。
その後ダリウス・ミヨー、アルトゥール・ルビンシュタインとの出会いがあり、大きく影響を受ける。周囲からの理解され始めたヴィラ=ロボスは36歳のときフランス・パリへ渡り、ルビンシュタインを通じて芸術家たちと知り合ったり、出版社を紹介してもらったりした。ヨーロッパ各地で自作品を指揮して回り、注目を浴びたパリ滞在の7年間は非常に充実したものとなった。
帰国したヴィラ=ロボスは祖国・ブラジルの音楽文化の発展に(ときにはトラブルになるくらいにまで!)情熱をかたむけた。少年少女の合唱活動を盛り上げ、管弦楽団を設立し、音楽アカデミーを設立するなど、音楽教育の大切さを重要視した。ブラジルのみならず世界各地でも音楽活動を行ったヴィラ=ロボスは、生涯を通じて1000曲以上の多くの作品を遺し、ブラジルのクラシック音楽を確立し、国際的な評価を得たブラジルを代表するクラシック作曲家である。独創的で、不協和で、そして極めて美しい ー 「ブラジルの自然を映し出した」その作品たちは現在もなお愛され続けている。


近年、コンクールや演奏会でピアソラやヒナステラといった南米の作曲家が取り上げられるようになってきた。が、ヴィラ=ロボスはまだあまり見かけていないぞ!!さぁ次はブラジルの出番だ!!ヴィラ=ロボスの作品はなんとなく民族の香りがする、なんてものではない。伝統的なクラシックとブラジルの音楽が真に融合し、新しい芸術を生み出している。野生的なブラジルのにおいが立ち上り、その中で極めて純粋で美しい響きを追求した彼の唯一無二の音楽をどんどん取り上げていきたい。……のだが、気に入らないものは捨てるたちだったらしく、楽譜は散逸して全ての楽曲にアクセスできるわけではないところが辛い。

|ピアノ作品(ソロ)

  • 実用の手引き 第1巻
  • 実用の手引き 第2巻
  • 実用の手引き 第3巻
  • 実用の手引き 第4巻
  • 実用の手引き 第5巻
  • 実用の手引き 第6巻
  • 実用の手引き 第8巻
  • 実用の手引き 第9巻
  • 実用の手引き 第10巻
  • 実用の手引き 第11巻
  • 赤ちゃんの一族 第1組曲
  • 赤ちゃんの一族 第2組曲
  • 赤ちゃんの一族 第3組曲
  • 花の組曲 Op.97
  • ブラジル風バッハ 第4番
  • ショーロス 第5番「ブラジルの魂」
  • ブラジルの子供の謝肉祭
  • ブラジルの詩
  • 飾りのない詩
  • 壊れたオルゴール
  • 単純な様式による小曲集

|ピアノ作品(デュオ)

|参考

-楽譜-

  • ヴィラ=ロボス ピアノ作品集/ハル・レナード社 (Hal Leonard)

-webサイト-