ホーム
> ピアノ作品
> W.ギロック
> 叙情小曲集
| 概要 |
| ロマン派の様式で作曲された小品集。全調を使って作曲された「24の前奏曲」である。ロマン派の巨匠の作品を弾くための前準備としてロマン派の作品の特徴の感覚を掴むことを目的にした曲集だ。同名の長・短調が対になった曲の配列になっている。 |
| おすすめ作品 |
| ♫セレナーデ ♫夜想曲 ♫なつかしいヴァレンタイン |
| 曲名 | 難易度 | YouTube |
| 曲説明・解説・コメント・練習のポイント など | ||
| 森のざわめき | 初級2 | ♫ |
| ハ長調 森の中で木の葉がサワサワと囁くような16分音符。旋律線である最高音を目立たせるため、控えめに柔らかく演奏すること。 全体的にソフト・ペダルを踏んで穏やかな雰囲気の中でも、出来事のピークはどこにあるのかを設定して音楽の流れを作らなければいけない。そうでないとただぼんやりとした印象になったり、細切れのフレーズに聴こえたりするだろう。1つ目のピークは[8]。2つ目のピークは[13]。ここでは音量はそれほど出す場面ではないと考えるが、[5]のC,D,Eの上行する4分音符を短縮して一気に2拍めで1オクターブ上のCまで到達する。左手にヘ長調の属7和音が登場し、穏やかな雰囲気となっているので、少しテンポを緩めて広がりを持たせ、余裕を持って弾くと良い。 [16]からは左の伴奏の音価が長くなり、動きが少なくなることで落ち着いた雰囲気になってゆき、音が遠ざかってゆくように聴こえる。 | ||
| 海の風景 | 中級1 | ♫ |
| ハ短調 跳躍・手の交差が重要なポイント。いかに腕が鍵盤位置を正しく把握するのかが鍵になるので、最初はテンポを落として練習すること。最終的には、曲の情景を表現するために指示されたテンポで弾けるようにする。荒れ狂う海の風景がよく描写された曲なので、ダイナミクスの差をしっかりと表現して。[17]の1拍めはなかなか面白い。ここのフェルマータをどのくらいの長さにするか、2拍めを弾くまでにどのくらい間を取るのか、で印象が変わる。 | ||
| 十月の朝 | ||
| 荒れ果てた舞踏室 | ||
| 伝説 | ||
| 間奏曲 | ||
| 人魚の歌 | ||
| 夏のあらし | ||
| 色あせた手紙 | ||
| とんぼ | ||
| 月の光 | ||
| 秋のスケッチ | ||
| 中国人の行列 | ||
| 冬の風景 | ||
| セレナーデ | ||
| はちどり | ||
| ダイアナの泉 | ||
| まぼろしの騎士 | ||
| 飛翔 | ||
| 音もなく降る雪 | ||
| 夜想曲 | ||
| 夜の飛行 | ||
| なつかしいヴァレンタイン | 初級2 | ♫ |
| ヘ長調。 題に「なつかしい」とある通り、どこかノスタルジーを感じさせる作品。 [6]:[5]のリフレイン。[5]の響きの中で弾くつもりで。 [9]:テーマが再び現れる。冒頭とは使用音が異なり雰囲気が変わるので、pp だが充実した音で弾きたい。左手も割と出して(pp の中で)よい。 [15]-[16]:左手のロマンチックな半音階進行が良い。[15]の3拍目を印象的に弾きたい。 | ||
| 魔女の猫 | ||