トンプソン 現代ピアノ教本 2

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対象年齢
《現代ピアノ教本1》を完了して続ける場合は何歳でも。
初めて学習する要素
-短音階
-終始和音(Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ、V7の和音について)
-2/2拍子(アッラ・ブレーヴェ)
-三連符
-トリル
総評
発表会や演奏会に♪おすすめ曲
♫なつかしいヴァージニアへ私をつれて帰っておくれ
曲名難易度YouTube
曲説明・解説・コメント・練習のポイント など
アルプスの山々で入門2
★親指をくぐらせる
親指を2の指の下にくぐらせる練習曲です。手首を上げ下げしてくぐらせてはいけません。肘も上げ下げしません。手の甲や腕はあくまで水平なまま、親指のみ動かして、手の甲の下に折り畳むようにします。
彼方の岩にもたれて/原:D.F.E.オベール入門2
★親指をくぐらせる
コミック・オペラの曲を題材に親指くぐりの練習をします。
私のおや指をとびこせ入門2
★親指をこえて演奏する2の指
これも先の曲同様、親指を超える際に肘や手首を上げて越すことがないように。指くぐりがあってもフレーズを滑らかに弾けるよう、無駄な動きがないよう、手の甲は絶対水平。
練習曲だが、何気に良い感じの和音になっていて楽しめる1曲。
メヌエット/原:C.ペツォルト入門2
★親指をこえて演奏する2の指
★細かいフレーズの表現
本書には「J.S.バッハ」と記載あり。《アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳》に収められているためバッハの作曲とされていたが、近年の研究でC.ペツォルトの作曲と結論づけられている。私の幼少期もバッハの作品、と教えられた気がします……。最近の演奏会ではしっかり「C.ペツォルト」とされているのを見かけます。まぁバッハもこんな私的な《音楽帳》が何百年後に残って演奏されてるなんて思っていないでしょうし、ペツォルトもびっくりでしょうね(笑)
細かくスラーが入っている。フレーズの終わりは収まり良く、ドスンと音が飛び出ないようにまとめよう。
[加線]
加線の説明。加線の意味を理解すれば、特に加線上の音符に苦労することもないでしょう。
村のあちこち入門2
★親指をくぐらせる
★半音進行
★まとまったパターンでの譜読み
半音進行に乗せてうまくクレッシェンドをかけよう。
田舎の庭園(原:古いイギリスのモリスダンス)入門2
★細かいフレージング
スラーの終わりで軽く手首を浮かせて力を抜く。細かくフレーズが分かれていても、1つのフレーズごとに丁寧に手首・腕を使って生き生きとしたリズムを生み出そう。
[1]や[5]のような4拍目は最後の拍として落ち着いてしまうのではなく、音は切れていても、次の小節の1拍目へつながる意識で。アウフタクトのイメージで先行しているつもりで、手首を落とさずに次のメロディーへ流れを作ってあげるつもりで「上向きな」音を出そう。
時のおどり(原:A.ポンキエリ)初級1
★より細かいフレージング
★和音の伴奏
2音間に跨ったスラーが滑らかに弾けて、軽さが出るまで練習しよう。《時のおどり》、いい歌ですよね。
クリスマス・キャロル入門2
★手首を使ったスタッカートの練習
打鍵後はスっと手首の力を抜きましょう。打鍵が不安定になるため、手があまりに大きく上下しないように。指の動きでスタッカートする、のではなく、手のひらで支えるという意識を持ってスタッカートする。
[ピアノのペダル]
ペダルの説明。名称、踏み方、タイミングについて記載されている。よくペダルに慣れること、そして耳を使って踏むことに慣れること。
遠くの鐘の音(L.ストリーボーグ)初級1
★ペダルの練習(低音の持続)
Louis Streabbog《12 Very Easy and Melodious Studies, Op.63》より6番。
まずは1小節ごとの単純なタイミングでペダルを踏む練習をする。
右手の8分音符、うるさくならないように。左手の鐘の音をよく響かせましょう。
エチュード(原:J.B.デュベルノア)初級1
★アルペジオのペダルの練習
Jean-Baptiste Duvernoy《École primaire, Op.176》より12番。やや易しく編曲されている。
1小節ごとの音の響きをよく聴くこと。決して機械的にならぬよう、左手から右手へ腕・手首を使ってメロディーを受け渡そう。
子山羊と赤シャツ(原:カレッジソング)初級1
★左手のみでタイプの異なった2つのメロディーを弾く
★左手のポジション移動
★ペダルの練習(前の音が混ざらないように、持続させたい音のみ響かせる)
原題は〈Bill Grogen’s Goat〉。YouTubeで検索するといくつか歌の動画が出てくるので参考までに。
教会の中で初級1
★レガートペダルの練習
ペダルを離したらすぐにまた踏み込んでそれぞれの和音を連続させる、レガートペダルの練習。その名の通りレガートで弾くためのペダリングだが、ペダルに頼ってレガートにするのはNG。まずはペダルなしでできる限りレガートで演奏し、それを助けるために、より響きを良くするためにペダルを使用する、と考えること。
速度の遊び(原:C.ツェルニー)初級1
★16分音符の練習
ここまでの難易度から考えると、そこまでテンポを上げて演奏する必要はないと思う。細かいパッセージでもレガートで、粒を揃えて弾く練習。
なつかしいヴァージニアへ私をつれて帰っておくれ(原:ジェームス.A.ブランド)初級1
★ここまで取り組んだペダルの使い方(低音持続・アルペジオ・レガート)の復習
James A. Bland:Carry Me Back to Old Virginny の編曲。ミンストレル・ショー(黒人のように顔を黒く塗り、黒人の歌を歌うかつてアメリカの娯楽だったショー)の演奏家だったブランドが作曲した。様々なアーティストが後世にわたり演奏しているのでぜひ歌も聴いてみてほしい。
夢想曲
パック
イ長調の前奏曲
[拡大された形の音階]
星明かりのワルツ
[短音階の教え方]
北極圏の旅
空のパイロット
かくれんぼ
ジプシーのキャンプ
ドン・ジョバンニから”メヌエット”
小さなポーランドのおどり マズルカ
エチュード
野うさぎと猟犬たち
さぁ、出かけましょう
黒いひとみ ロシアのジプシーのおどり
終始和音(カデンツ)
エチュード
[属七の和音]
ロマンス ソナチネNO.5より
小さなスケルツォ
“愛の夢”NO.3の主題
小さなスラブ人のラプソディー
ハレルヤ・コーラス
スキップしながら森を通って タランテラ
アルペジオ
エチュード
H.ベーレンス
エチュード
C.ツェルニー
ヒンキー、ディンキー、“パーレー ブー” アルペジオ変奏曲
深い河
蛾たち 小さなスケルツォ
ジョナサンおじいさん 三連符の形で音階を弾く
カルメンから“ハバネラ”
みつばちとクローバー
テスト飛行
トリル
ナイチンゲールとカッコー
2つのギター ロシアのジプシーの歌
小鳥たちの歌
ホフマン物語から“バルカローレ”
“ジプシーロンド”から主題
こびとたちの行進
ウィーンのメロディー
おどけた曲
[音階の指づかいの図表]
[三種類の短音階]
[用語解説]
技術的な練習問題