F.プーランク:ナポリFP.40

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概要
作曲年:1922年-1925年
参考演奏時間:10分
3曲からなる。3曲目の〈イタリアのカプリス〉はイタリアを旅行した際、ナポリのカーニバルに着想を得て書かれたもの。タランテラ、セレナード、ワルツ、行進曲の要素が見事に盛り込まれ、非常に技巧的で華やかな曲となっている。「ジュリエット・ミールヴィツの思い出に」と付されているが、詳細は不明。
おすすめ
やはり〈3.イタリアのカプリス〉が格好良いですが、全て佳曲です!
曲名難易度YouTube
曲説明・解説・コメント・練習のポイント など
1.バルカロール中級2
参考演奏時間:1分30秒
譜面上はさほど難しくないのですが、テンポがそれなりに速い中で左手を広く動かすのが難しい。冒頭のモチーフが再登場するたびに伴奏に変化があり、メロディーの彩りを変えていく。それがあまりに美しいのである。
2.ノクターン中級2
参考演奏時間:4分
ハープのように奏でられる伴奏と、その上を流れる息の長いメロディーがたいへん美しい。非常にレガートで、よく歌って弾きたい。複雑な3段譜ではないが、初めてであれば慣れるまで読みづらいかもしれない。3/4拍子に変わる中間部で〈1.バルカロール〉のモチーフが唐突に姿を表す。
3.イタリアのカプリス上級1
参考演奏時間:5分20秒
輝かしい冒頭はいつ聴いても、良い!様式はタランテラになっていて、その後行進曲、穏やかな歌曲のような中間部を経て、勢いのあるラストへと華々しく向かっていく。

|参考資料